行き先をひと目で選ぶ

どの街も、ヒートホールンを除いて、アムステルダム中央駅から乗り換えなしで電車で行けます。表の運賃は2等の片道の通常料金で、往復はその2倍です。

行き先 アムステルダム中央駅からの所要時間 2等の片道 こんな人に
ハーレム 約15分、直通 5.50ユーロ のんびり半日。フランドルとオランダの絵画
ユトレヒト 約27分、直通 10.00ユーロ 運河沿いの船着き場、学生の街、大聖堂の塔
デン・ハーグ 約50分、直通 15.30ユーロ マウリッツハイス、政府地区、スヘフェニンゲンのビーチ
デルフト 約1時間、直通 17.30ユーロ フェルメールの小さな街、青い陶器
ロッテルダム インターシティ・ダイレクトで40分(+3.20ユーロ)、それ以外は約1時間10分 20.20ユーロ 現代建築、港、美術館
ヒートホールン スティーンウェイクまで約1時間45分、その後バス スティーンウェイクまで29.00ユーロ、バス代は別 運河の村、ボート散策

NSの料金は2026年10月に確認したものです(NSの2026年料金、非接触式決済または電子チケット)。所要時間はいちばん本数の多い電車のもので、時間帯によって変わります。

オランダで電車に乗る:切符とコツ

電車はNS(オランダ鉄道)が運行しています。座席の予約はなく、最初に出る電車に乗ります。ハーレム、ユトレヒト、デン・ハーグ方面のインターシティは、1時間に何本も出ています。

  • 非接触式の銀行カード(OVpay): アムステルダムのトラムと同じく、乗る前に改札ポールにカードかスマートフォンをかざし(チェックイン)、到着したらもう一度かざします(チェックアウト)。運賃は通常料金で、追加料金はありません。チェックアウトを忘れると、定額料金が引き落とされます。
  • 電子チケット: NSのアプリとサイトでは、片道とその日限りの往復(Dagretour)が追加料金なしで買えます。券売機でのカード式の使い捨て切符は、1.60ユーロ高くなります。
  • 子ども: 3歳までは無料です。4〜11歳は、大人と一緒ならレイルランナーのチケットが、距離に関係なく1日2.50ユーロです。
  • ホランド・トラベル・チケット: 全国の電車(2等)、バス、トラム、地下鉄が1日乗り放題で、79ユーロです。「オフピーク」版は54ユーロで、平日の6時30分〜9時と16時〜18時30分は使えません。ヒートホールンに行く場合や、同じ日に何都市かまわる場合は、お得になります。
  • アムステルダム&リージョン・トラベル・チケット: 1日23ユーロから。ハーレムまでの電車も含まれます(アムステルダムの交通のガイドをご覧ください)。

平日の朝夕のラッシュは、できれば避けてください。ユトレヒトやデン・ハーグ行きの電車は混雑します。

ハーレム:15分のお隣さん

電車で15分のハーレムは、いちばん気軽な日帰り先です。駅から中心部までは徒歩10分です。コンパクトな歴史地区、にぎやかな商店街、そして小さな家に囲まれた救貧院の中庭「ホフイェ」が残っていて、そのうちいくつかは開館時間内なら自由に見学できます。

  • フローテ・マルクトとフローテ・ケルク(聖バーフ教会): 市庁舎と旧肉市場(フレースハル)に囲まれた大きな広場に、ゴシック様式の聖バーフ教会がそびえています。ここのミュラー製のオルガンは、幼いモーツァルトも弾いたものです。
  • フランス・ハルス美術館(フローテ・ヘイリフラント62番地): 元救貧院で、フランス・ハルスの肖像画と黄金時代の絵画を見られます。火〜日曜の11時〜17時に開館し、18.50ユーロ、18歳までは無料です。
  • テイラーズ博物館(スパールネ16番地): 1784年開館のオランダ最古の博物館で、化石、科学機器、創設当時の楕円形のホールがあります。火〜日曜の10時〜17時に開館し、18.50ユーロ、6〜17歳は2.50ユーロです。

ハーレムは、電車でさらに10分ほどのザントフォールトのビーチや、春ならハーレムから季節運行のバスが出ているキューケンホフ公園と組み合わせやすい街です。アムステルダムから行くハーレムでは、徒歩でまわる1日プランを紹介しています。

ユトレヒト:二層の運河

秋のオーデグラハトから望むユトレヒトのドムトーレン

国内第4の都市で、大きな大学都市でもあるユトレヒトは、電車で30分足らずです。この街の特徴はオーデグラハトでよくわかります。運河沿いに低い船着き場(ウェルフ)が並び、かつての商品倉庫の地下が、水面すれすれのカフェやテラスになっています。

  • ドムトーレン: 高さ112mで、オランダの教会の塔でいちばん高い塔です。ガイド付きで、465段の階段を登ります。入場料は13.50ユーロ、4〜12歳は8.50ユーロ、4歳未満は無料です。塔のなかにバッグは持ち込めず、無料のロッカーがあります。
  • ドム周辺の中心部: ドム広場、大聖堂の回廊と庭園、そしてオーデグラハトのまわりの商店街です。
  • セントラール美術館とミッフィー博物館(Nijntje Museum): ユトレヒト生まれのディック・ブルーナのうさぎ、ミッフィーの博物館で、小さな子ども連れにはいい立ち寄り先です。

ドムに登り、船着き場に沿って歩き、運河でボートかカヌーに乗るなら、まる1日かかります。時間ごとのプランはアムステルダムから行くユトレヒトのガイドにあります。

デン・ハーグ:マウリッツハイスとスヘフェニンゲンのビーチ

デン・ハーグ(ハーグ)は首都ではありませんが、政府、議会、国王の執務宮殿があります。デン・ハーグ中央駅から中心部までは、徒歩数分です。

  • マウリッツハイス美術館: 17世紀の宮殿を使った小さな美術館で、フェルメールの『真珠の耳飾りの少女』、ファブリティウスの『ゴシキヒワ』、レンブラントの作品があります。入場料は21ユーロ、18歳までは無料です。火〜日曜は10時〜18時、月曜は13時からです。
  • ビネンホフ: 議会が置かれていた建物群は、数年間の予定で改修中です。マウリッツハイスのすぐ隣にあるホフフェイファー池と建物の外観を眺めて歩けます。
  • スヘフェニンゲン: デン・ハーグの大きなビーチで、桟橋とクアハウスがあります。中央駅からHTMのトラム(1番と9番)で15分ほどです。

デン・ハーグは、電車で10分ほどのデルフトと組み合わせやすく、アムステルダムから行くデン・ハーグとデルフトのガイドでは、2つの街を同じ日にまわるプランを紹介しています。

デルフト:フェルメールの街

菩提樹が並ぶ運河のある小さな街デルフトは、ヨハネス・フェルメールの故郷で、青と白の陶器(デルフト焼)の発祥地です。駅から歩いてすべてまわれます。

  • マルクト広場: 広場は市庁舎と新教会(ニーウェ・ケルク)に囲まれていて、新教会にはオラニエ公ウィレムと王室の人々が眠っています。共通券で、新教会と、塔が大きく傾いている旧教会(オーデ・ケルク)に入れます。新教会の塔には、別料金で登れます。
  • フェルメール・センター・デルフト: 画家の生涯と技法を、複製画を使って紹介しています(デルフトにはフェルメールの原画は残っていません)。
  • ロイヤル・デルフト: 17世紀から続く、デルフト焼の最後の歴史ある工房で、工房と博物館を見学できます。

ロッテルダム:モダン建築

ロッテルダムにあるピート・ブロムの黄色いキューブハウス

ロッテルダムの中心部は、1940年5月14日のドイツ軍の爆撃で破壊されました。再建された街は現代建築の実験場となり、運河の街とはまったく違う姿になりました。いちばん速いのはインターシティ・ダイレクトで、スキポールと高速線を通り、約40分です。スキポールとロッテルダムのあいだで3.20ユーロの追加料金がかかり、切符とは別に買います。追加料金のない普通のインターシティでは、約1時間10分かかります。アムステルダムから行くロッテルダムのガイドでは、マルクトハルからデルフスハーフェンまでの1日プランを紹介しています。

  • マルクトハル: ブラーク駅の近くにあるアーチ形の屋内市場で、天井には果物と野菜の巨大な壁画が描かれています。入場は無料です。
  • キューブハウス(Kubuswoningen): ピート・ブロム設計で、すぐ隣にあります。柱の上に傾けて載せた黄色いキューブで、そのうちひとつはモデルハウスとして見学できます。
  • デポ・ボイマンス・ファン・ボイニンゲン: ボイマンス美術館の見学できる収蔵庫で、鏡に覆われたボウル形の建物に、屋上テラスがあります。火〜日曜の11時〜17時に開館し、オンラインでの時間指定予約のみです。
  • エラスムス橋(Erasmusbrug)とマース川沿い: 歩くか、水上タクシーでまわれます。

ヒートホールン:道のない村

ヒートホールンの、かやぶき屋根の家が並ぶ運河

オーファーアイセル州のヒートホールンは、いちばん人気があり、いちばん遠い日帰り先です。古い村では、かやぶき屋根の農家が運河沿いに並び、運河には木の歩道橋が架かっていて、歩いて、自転車で、またはボートで移動します。村は、ウェーリベン=ウィーデン国立公園のふちにあります。

公共交通での行き方: アムステルダム中央駅から電車でスティーンウェイクまで行き(約1時間45分、時刻表によってはズヴォレで乗り換え、2等の片道29.00ユーロ)、そこからRRReisのバス70番でヒートホールンまで約15分です。4月から10月は、スティーンウェイクとヒートホールンのあいだを270番が補います。オフシーズンと週末は、70番のバスは1時間に1本以下です。バスも非接触式のカードで払えます。ドア・ツー・ドアで2〜2時間30分かかるので、早めに出発し、帰りの最終バスの時刻を確認してください。

現地では、ほとんどの人が免許不要の小型電動ボートを借りるか、ガイド付きのボートクルーズに乗ります。夏と週末は運河がとても混むので、可能なら平日の朝早くか、オフシーズンに行きましょう。家には人が住んでいるので、公共の道と歩道橋から出ないようにしてください。行き方、ボート、1日のプランはアムステルダムから行くヒートホールンのガイドで紹介しています。

すぐ近くの日帰り先(詳細は別ページ)

アムステルダムから1時間以内の定番スポットには、開館時間、料金、行き方をまとめた専用ページがあります。

さらに詳しく

滞在のなかに日帰り旅行を組み込むなら、街の外に出る1日を残してあるアムステルダム3日間モデルコースをご覧ください。チェックインのルールと乗車券はアムステルダムの交通のガイドに、季節選び、とくにキューケンホフとヒートホールンの時期選びはアムステルダムのベストシーズンにまとめています。