出発前に知っておきたいこと
アムステルダムには、大人だけの旅行より子連れのときにずっと重要になる特徴が3つあります。
- 運河にはほとんど柵がありません。岸壁は水面に直接面していて、手すりがないことがよくあります。運河(フラハト)沿いでは小さな子どもと手をつなぎ、低い橋の上でも目を離さないでください。
- 自転車道がどこにでもあります。赤色で、歩道と同じ高さにあることが多く、自転車は速いスピードで走ります。子どもには、自転車道を絶対に歩かないこと、渡る前に左右を見ることを教えてください。
- 現金を受け付けない施設が多くあります。アルティス、ホルトゥス・ボタニクス(植物園)、海洋博物館、A'DAM Lookoutは、クレジットカードなどのカード払いだけです。
予約については、たいていの美術館・博物館が入場時間の指定されたチケットを販売しています。とくにオランダの学校休暇中は、前日までにオンラインで予約してください(2026年10月の秋休みは、地域により10月10日から25日まで)。地元の家族連れでNEMOとアルティスが満員になります。
18歳未満は無料の美術館
家計にうれしいニュースです。国立美術館(Rijksmuseum)とゴッホ美術館は、18歳未満は無料です。ただし、大人のチケット(どちらの美術館も大人1人25ユーロ)と一緒に、0ユーロのチケットを予約する必要があります。
国立美術館(Rijksmuseum)
国立美術館では、インフォメーションカウンターで無料のファミリールート(Family Route)をもらいましょう。6歳以上の子ども向けで、絵の前でお話を作ったり、彫刻のポーズをまねたりするミニチャレンジがあります。館内はベビーカーで入れ、おむつ替え台と授乳スペースがあります。カフェには子ども向けメニューもあります。開館は毎日9時~17時です。週末と休暇中には、ワークショップや体験型のガイドツアーも加わります。美術館とその周辺の位置関係は、国立美術館(Rijksmuseum)のページをご覧ください。
ゴッホ美術館
ゴッホ美術館は、12歳未満は大人同伴でないと入れません。6~12歳向けの絵画ワークショップがあり、土曜の午後には英語のセッションもあります。参加費は子ども1人15ユーロ(材料と飲み物込み)です。学校休暇中は、宝探しや展示室でのお絵かきも行われます。詳しくはゴッホ美術館のページへ。
小さな子どもと一緒なら、1つの美術館に1時間30分いれば十分なことが多く、午前は美術館、午後は公園という組み合わせがおすすめです。フォンデル公園はミュージアム広場から徒歩5分です。
科学、船、パノラマ:子どものための見どころ
NEMO Science Museum

IJトンネルの入口の上に建つ、レンゾ・ピアノ設計の大きな緑の建物は、アムステルダムの家族向けお出かけ先の第1位です。5つのフロアに、科学、日常のテクノロジー、宇宙、人体をテーマにした触れて体験できる展示があり、休暇中には追加のワークショップも開かれます。チケットは4歳から21.50ユーロで、4歳未満は無料です。チケットには入場時間があり、窓口では残った分だけが販売されます。開館は火曜~日曜の10時~17時30分で、オランダの学校休暇中は月曜も開いています。13歳未満は大人の同伴が必要です。チケットなしで上がれる屋上テラスからは、オーステルドックのパノラマを無料で見られます。NEMO Science Museumのページをご覧ください。
ヘット・スヘープファールトミュージアム(海洋博物館)
NEMOから歩いて数分の海洋博物館には、東インド会社の船「アムステルダム号」のレプリカが桟橋に係留されています。子どもたちは船に乗り込み、ハンモックを試したり、船長室を見学したりできます。「Doris the Diver」のスペースは2歳から遊べます。大人のチケットは20ユーロ、5~17歳は8.50ユーロ、4歳までは無料で、毎日10時~17時に開いています。詳しくはアムステルダム海洋博物館のページで。
A'DAM Lookout
IJ湾の対岸、無料のF3フェリーで中心部から数分のA'DAM Lookoutでは、高さ100mから360度の景色が見渡せます。大人はオンラインで16.50ユーロ、4~12歳の子どもはオンラインで10.50ユーロ、大人1人と子ども2人のファミリーチケットはオンラインで31ユーロからです。空中ブランコ「Over the Edge」は身長1.20m以上が条件です(追加料金はオンラインで7.50ユーロ)。A'DAM Lookoutのページをご覧ください。
Body Worlds:年長の子ども向け
ダムラックにあるBody Worldsでは、プラスティネーションで保存された本物の人体を使って、体のしくみと健康を解説しています。博物館は6歳以上を推奨していますが、それより小さな子どもも入場でき、見学前に子どもへ説明しておくことを勧めています。小さな子どもより、好奇心が強く、何を見るのか事前に聞いている子ども向けのお出かけ先です。
動物と庭園
市の中心にある動物園、アルティス

1838年にプランタージュ地区で創設されたアルティスには、キリン、ゾウ、ライオン、ゴリラのほか、歴史ある水族館があり、プラネタリウムも入場料に含まれています。動物園は10月31日まで毎日9時~18時、11月から2月までは9時~17時に開いています。料金は、13歳からオンラインで29.50ユーロから、3~12歳は25.50ユーロから、3歳未満は無料です。価格は曜日によって変わり、窓口ではいつも高くなります。16時以降に使える夕方のチケットは15ユーロです。ピクニックも可能です。隣接する微生物の博物館ミクロピア(Micropia)は、12歳まで無料です。アルティスのページをご覧ください。
ホルトゥス・ボタニクス(植物園)
アルティスのすぐ隣にある、1638年創設の植物園は、熱帯の蝶が舞う温室と、熱帯雨林から砂漠までを歩いてめぐれる3つの気候の温室が、子どもたちに人気です。大人のチケットは14.75ユーロ、5~17歳は8.50ユーロ、4歳までは無料で、毎日10時~17時に開いています。見学は1時間ほどです。ホルトゥス・ボタニクスのページをご覧ください。
公園、森、ヤギ農場
フォンデル公園
市内最大の公園は、無料で24時間開いていて、アムステルダムの家族が午後を過ごす場所です。公園の中心にあるカフェレストランのGroot Melkhuis(Vondelpark 2)には、大きな砂場のある専用の遊び場があり、テラス席からは親が子どもを見守れます。毎日10時~20時に営業しています。5月から9月の土曜の午後には、公園の野外劇場(Openluchttheater)で子ども向けのショーが無料で上演されます(任意の寄付をお願いしています)。メインの遊歩道は自転車が多いので注意してください。
アムステルダムの森とヤギ農場

市の南西にあるアムステルダムの森(Amsterdamse Bos)は、1,000ヘクタールの広さがある自由に入れる森で、サイクリングロード、池、牧草地があります。有機農場のリダムルホーフェ(Ridammerhoeve、Nieuwe Meerlaan 4、アムステルフェーン)は、小さな子どもたちに人気のお出かけ先のひとつです。春には子ヤギに哺乳瓶でミルクをあげたり、鶏小屋で卵を集めたり、遊び場で遊んだりでき、そのあいだに親はテラスでヤギのチーズを味わえます。入場は無料で10時~17時。火曜は休みで、11月1日から2月の休暇までは月曜も休みです。森の入口にあるレンタルのDe Boshalteでは、案内表示のある14kmのコースを回るための自転車を借りられます。
水の上で:パンケーキボート

パンケーキボート(Pannenkoekenboot)は、アムステルダム北地区のNDSMの船着き場から出て、IJ湾を75分かけて巡るクルーズです。プレーン、りんご入り、ベーコン入りのパンネンクック(オランダの大きなクレープ)が食べ放題で、トッピングのビュッフェもあります。船倉にはボールプールがあり、塗り絵も用意されています。オンライン料金は、平日が大人27.50ユーロ、3~11歳22.50ユーロ、週末は29ユーロと24ユーロで、3歳未満は無料です。これに1人2.70ユーロの宿泊税と飲み物代がかかり、船内で買うチケットは1人2ユーロ増し、祝日は5ユーロ増しになります。NDSMへは、中央駅の裏から出る無料のF4フェリーで約15分です。ストリートアートが楽しめるこのエリアは、NDSMのページで紹介しています。
運河の定番クルーズは、ほとんどがガラス屋根付きで、これも子連れに向いています。小さな子どもなら1時間で十分です。
子どもとの移動
- トラム、バス、地下鉄(GVB):4歳未満は無料です。4~11歳の子どもは、GVBの24時間券(子ども)が5ユーロで、アムステルダムのトラム、バス、地下鉄に乗り放題です。
- 電車(NS):4歳未満は無料です。4~11歳は、大人と一緒に乗る子ども向けのレイルランナー(Railrunner)が1日2.50ユーロで、ザーンセ・スカンスやキューケンホフへの日帰り旅行に役立ちます。
- 2027年1月1日から、4~11歳の子どもは、運賃を払う旅行者と一緒なら、オランダの公共交通機関が無料になります。
- フェリー:中央駅の裏から出るIJ湾のフェリーは、ベビーカーや自転車も含めて、誰でも無料です。
- 自転車:レンタル店では、チャイルドシートや貨物用自転車(バクフィーツ)も用意していますが、中心部は交通量が多いので、慣れていなければ、自転車は公園とアムステルダムの森だけにしましょう。
交通カードとチケットの使い方は、アムステルダムの交通のガイドで詳しく説明しています。
子ども料金のまとめ
| 場所 | 無料になる年齢 | 子ども料金 | 大人料金 |
|---|---|---|---|
| 国立美術館 | 17歳まで | 無料 | 25ユーロ |
| ゴッホ美術館 | 17歳まで | 無料 | 25ユーロ |
| NEMO Science Museum | 3歳まで | 4歳から21.50ユーロ | 21.50ユーロ |
| ヘット・スヘープファールトミュージアム | 4歳まで | 8.50ユーロ(5~17歳) | 20ユーロ |
| A'DAM Lookout | 3歳まで | オンラインで10.50ユーロ(4~12歳) | オンラインで16.50ユーロ |
| アルティス | 2歳まで | オンラインで25.50ユーロから(3~12歳) | オンラインで29.50ユーロから |
| ホルトゥス・ボタニクス | 4歳まで | 8.50ユーロ(5~17歳) | 14.75ユーロ |
| パンケーキボート | 2歳まで | 平日22.50ユーロ(3~11歳) | 平日27.50ユーロ |
| フォンデル公園、アムステルダムの森、リダムルホーフェ農場 | 全員無料 | 無料 | 無料 |
料金は2026年10月に確認したものです。
家族で過ごす2日間のモデルプラン
1日目、街の東側。午前は開館と同時にNEMOへ行き、天気がよければ無料の屋上テラスで一休みします。午後は、歩いて数分の海洋博物館の船へ。または、隣のプランタージュ地区にあるアルティスとホルトゥス・ボタニクスへ。
2日目、南側とIJ湾。午前は国立美術館でファミリールートを楽しみ、昼食とフォンデル公園の遊び場へ。夕方近くには、フェリーでNDSMへ渡ってパンケーキボートに乗るか、A'DAMタワーへ渡って夕日の眺めを楽しみます。
3日目があれば、アムステルダムの森とヤギ農場を加えるか、電車でザーンセ・スカンスの風車へ足を延ばしましょう。
さらに詳しく
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