子どもとの旅と10代との旅の違い

もっと小さなお子さん向けには、子どもとアムステルダムのガイドで、動物園、農場、遊び場、ベビーカーでの移動を詳しく紹介しています。10代が相手だと、変わる点は3つあります。

  • 料金。13歳から大人料金になる施設が多い一方、17歳まで若者料金を残している施設もあります。国立美術館(Rijksmuseum)とゴッホ美術館は、18歳未満は無料のままです。
  • 自立。ルールは施設ごとに違います。Nxt Museumでは12歳から子どもだけで入場でき、NEMOは13歳未満、Mocoは16歳未満に大人の同伴を求めています。
  • 禁止事項。コーヒーショップ、バー、一部の見学は、大人と一緒でも未成年は入れません。夜の予定を立てる前に知っておきましょう(後述)。

デジタルアートと没入型アート

アムステルダム北地区のNxt Museum

Nxt Museum(Asterweg 22)はデジタルアートの美術館です。暗い展示室に、光、音、映像の大型インスタレーションがあり、自由に歩き回れます。現在開催中の展覧会「Pioneers of Media Art」は2027年1月10日までです。開館は水曜~日曜の11時~20時30分(金曜と土曜は22時30分まで)で、月曜と火曜は休みです。チケットはオンライン販売のみで、大人は24.50ユーロ(時間帯によって変わります)、11~17歳は13.50ユーロ、10歳までは無料、学生は15ユーロ、CJPまたはEYCAの若者カードがあれば12.25ユーロです。所要時間は1時間~1時間30分。展覧会には点滅する光と大きな音が含まれると、美術館が注意を促しています。

ミュージアム広場のMoco Museum

ミュージアム広場で10代に1館だけ見せるとしたら、ここになることが多いでしょう。Moco Museum(Honthorststraat 20)には、バンクシーの作品が常設されているほか、ウォーホル、バスキア、キース・ヘリング、草間彌生の作品や、体ごと中に入るデジタルインスタレーションがあります。見学時間は短く、写真映えも抜群です。大人のチケットはオンラインで19.95ユーロから、7~17歳は17.95ユーロです。16歳未満は大人の同伴が必要です。開館は9時からで、金曜と土曜は20時までです。

アムステルダム北地区のスリルとシミュレーター

IJ湾の水上から見たA'DAMタワーと白いEYEの建物

IJ湾の対岸へは、中央駅の裏から出る無料のF3フェリー(ブイクスローターウェグ行き)で5分ほどです。そこには、10代にとくに人気の隣り合った2つのアトラクションがあります。

A'DAM Lookoutと空中ブランコ「Over the Edge」

A'DAMタワーの最上階(IJpromenade 4)にあるA'DAM Lookoutでは、高さ100mから360度の眺めを楽しめます。10代の目当ては、なんといっても空中ブランコ「Over the Edge」です。屋上から2人が宙に放り出されるような体験が約1分間続きます。追加料金はオンラインで7.50ユーロ、身長は1.20m以上が条件で、心臓や血圧に問題がある人や高所恐怖症の人にはおすすめできません。ブランコには、スマートフォンや固定されていない持ち物を持ち込めませんが、記念の写真と動画はプレゼントされます。入場チケットはオンラインで13歳から16.50ユーロです(12歳までは子ども料金)。毎日10時~22時に営業していて、支払いはカードのみです。

フライトシミュレーターのThis is Holland

そこから歩いて数分のところにあるThis is Holland(Overhoeksplein 51)では、9分間のフライトシミュレーターでオランダの空を飛びます。その前に2つの短い導入ショーがあり、最後にホランド・ラウンジを通ります。全体で1時間ほどかかります。毎日10時~19時に営業しています。チケットは22ユーロから、早めにオンライン予約すれば19ユーロからで、ファミリーチケットは53ユーロから、A'DAM Lookoutとのセット券は30ユーロからです。フライトは4歳未満と身長1m未満の人は体験できませんが、10代ならまったく問題ありません。時間枠を予約して、15分前に着くようにしてください。

NDSMのストリートアートとアーバンカルチャー

かつての造船所NDSMは、無料のF4フェリーで約15分です。落書きアートや写真が好きな10代には絶好の遊び場で、壁画に覆われた倉庫、クレーン、水辺の岸壁が、すべて自由に見て回れます。8,000m²の倉庫にあるSTRAAT Museumでは、世界中のストリートアーティストによる大型作品を展示しています。大人21.50ユーロ、13~18歳11.50ユーロ、学生16.50ユーロで、12歳までは大人同伴で無料です。開館は月曜が12時~17時、火曜~日曜が10時~17時です。週末によっては、隣のホールでIJ-Hallenののみの市が開かれ、ヴィンテージの服を探すのにぴったりです。

科学、人体、歴史

NEMO Science Museum

NEMO Science Museumは、小さな子どもだけのものではありません。5つのフロアに、テクノロジー、宇宙、人体をテーマにした触れて体験できる展示が並び、中学生にも楽しめます。チケットは4歳から21.50ユーロ、学生証またはCJPカードがあれば14ユーロで、オンラインで予約した時間枠で入場します。開館は火曜~日曜の10時~17時30分で、屋上テラスは無料です。

Body Worlds

ダムラック沿い、駅から徒歩5分のBody Worldsでは、プラスティネーション(樹脂による保存処理)で保存された本物の人体と臓器を200点以上、幸福と健康をテーマに展示しています。生物学に興味がある10代には印象に残る見学になりますが、事前に何を見るのか伝えておいてください。大人のチケットはオンラインで22.50ユーロ、6~17歳は割引料金で、毎日22時まで開いています。雨の夜の過ごし方にも向いています。

アンネ・フランクの家

学校で『アンネの日記』を読んだ10代は多く、アンネ・フランクの家の見学は、とくに心に響きます。博物館は最低年齢を10歳としています。チケットは10~17歳が7ユーロ、大人が16.50ユーロで、オンライン販売のみです。6週間後の見学分の販売が毎週火曜の10時に始まり、すぐに売り切れます。

自転車とフェリー:自由に動き回る

IJ湾の岸壁に停まるGVBの無料フェリー

自転車を借りるのは、10代がいちばん楽しみにする時間になることが多いです。中央駅のそば(Oosterdoksstraat 106)に店があるMacBikeでは、シティバイクが3時間13.95ユーロ、1日17.95ユーロで、保険はオプションです。クレジットカード、または身分証と1台につき現金50ユーロを預ける必要があります。大人サイズの10代は大人用の自転車に乗ります。出発前に、右側通行、曲がるときは腕を伸ばす、走りながらスマートフォンを持たない、フレームを2つの鍵で固定する、というルールを確認しておきましょう。歩行者と自転車は無料のIJ湾のフェリーで、楽にアムステルダム北地区へ渡れます。

トラムと地下鉄で気をつけたいことがあります。GVBの24時間券の子ども料金(5ユーロ)は11歳までしか使えません。12歳からは大人料金(10ユーロ)になります。チケットの詳細は、アムステルダムの交通のガイドにまとめています。

食事とショッピング

食事には、フードホールがおすすめです。みんなが好きな屋台を選べるので、誰にも好評です。街の西にある元トラム車庫のDe Hallenや、月曜~土曜に温かいストロープワッフルが味わえるアルバート・カイプ市場が定番です。ショッピングなら、運河の間にあるナイン・ストリーツ(Negen Straatjes)の小さなお店や、古着店、週末によってはNDSMで開かれるIJ-Hallenののみの市(入場6.50ユーロ)が10代には人気です。

18歳未満のルール

オランダには、未成年を対象にした禁止事項がいくつかあり、身分証の確認も頻繁に行われます。

  • コーヒーショップ:入店できるのは18歳以上で、原本の身分証の提示が必要です。ルールの詳細は、アムステルダムのコーヒーショップのガイドをご覧ください。
  • お酒:販売も提供も18歳以上のみです。ハイネケン・エクスペリエンスは、大人と一緒でも18歳未満は入れません。
  • 赤線地区:誰でも立ち入れますが、飾り窓の撮影や録画は禁止で、路上でのマリファナ喫煙や飲酒も禁止です。レッド・ライト・シークレッツ(Red Light Secrets)博物館は、16歳未満は入場できません。10代の子どもには、見るものについて事前に話しておくか、昼間に通るようにしましょう。
  • 路上:路上でドラッグを勧められたら、すべて断ってください。ディーラーが売る品物は、粗悪品であることがよくあります。

節約:若者向けの割引

  • 国立美術館とゴッホ美術館は、17歳まで無料です(0ユーロのチケットを、それでも予約する必要があります)。
  • 若者向けMuseumkaart:18歳まで39ユーロで、大人の75ユーロより安くなります。NEMOは入場無料、Mocoは30%割引になります。参加している美術館の窓口で買うカードは仮のもので、31日以内に最大5回の見学に使えます。
  • 若者・学生カード:Nxt MuseumはCJPまたはEYCAカードを受け付けていて(12.25ユーロ)、NEMOは学生証またはCJPカードで14ユーロ、STRAAT Museumには学生料金があります。

10代の料金まとめ

場所 10代の料金 大人料金 未成年の入場
Nxt Museum 13.50ユーロ(11~17歳) 24.50ユーロ 12歳から1人で入場可
Moco Museum 17.95ユーロ(7~17歳) 19.95ユーロから 16歳未満は同伴が必要
A'DAM Lookout オンラインで13歳から16.50ユーロ オンラインで16.50ユーロ ブランコは身長1.20m以上(+7.50ユーロ)
This is Holland 22ユーロから 22ユーロから フライトは4歳以上かつ身長1m以上
STRAAT Museum 11.50ユーロ(13~18歳) 21.50ユーロ 12歳までは大人同伴で無料
NEMO Science Museum 21.50ユーロ 21.50ユーロ 13歳未満は同伴が必要
Body Worlds 割引料金(6~17歳) オンラインで22.50ユーロ 6歳以上を推奨
アンネ・フランクの家 7ユーロ(10~17歳) 16.50ユーロ 10歳から
ハイネケン・エクスペリエンス 入場不可 24.95ユーロから 18歳以上

料金は2026年10月に確認したもので、特記がない限りオンライン購入のチケットです。

10代と過ごすモデルプラン(2日間)

1日目、アムステルダム北地区。F3フェリーでブイクスローターウェグへ渡り、午前の遅い時間にThis is Holland、続いてA'DAM Lookoutで空中ブランコに挑戦します。午後はF4フェリーでNDSMへ行き、ストリートアートとSTRAAT Museumを楽しみます。夜は、水曜~日曜ならNxt Museumへ。金曜と土曜は22時30分まで開いています。

2日目、自転車で中心部。駅の近くで自転車を借り、運河沿いを回ってから、ミュージアム広場のMocoへ。昼食はフードホールで、ショッピングはナイン・ストリーツで。天気が崩れたら、夜はBody Worldsへどうぞ。

さらに詳しく

見学以外にも北岸を歩いてみたいなら、アムステルダム北地区のガイドをお読みください。雨の日は、雨の日のアムステルダムの過ごし方から選べます。買い物については、アムステルダムのショッピングのガイドに、知っておきたい通りと店をまとめています。